Isolation of Virulent Infectious Bursal Disease Virus from Field Outbreaks with High Mortality in Japan

Kenji TSUKAMOTO; Nobuhiko TANIMURA; Hiroshi HIHARA; Junsuke SHIRAI; Kunitoshi IMAI; Kikuyasu NAKAMURA; Minoru MAEDA

doi:10.1292/jvms.54.153

抄録

1990年夏頃から, 西日本を中心に高い死亡率を示す伝染性ファブリキウス嚢病(IBD)様疾病が発生した. そこで, 6県の6発症鶏群からのIBDウイルス(IBDV)の分離を試みたところ, 発症鶏14羽のファブリキウス(F)嚢乳剤全例からIBDVが分離された. そのうち5株の病原性を4週齢のSPF鶏を用いて検討したところ, 何れの株も高い死亡率(30%-70%)を伴う病原株で, 脚筋肉と腺胃に出血を起こし, F嚢と胸腺に萎縮を引き起こした.