Journal of Veterinary Medical Science
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伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス株間の寒天ゲル内沈降反応パターンと病原性
高瀬 公三内村 哲也香月 伸彦山元 通孝
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1993 年 55 巻 1 号 p. 137-139

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抄録
伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス29株の寒天ゲル内沈降反応をG691及びF539株由来基準抗原を用いて実施したところ, 3群に分けられた. 第1群(F539株を含む16株)由来抗原の沈降線はG691基準抗原の沈降線とは融合せず, スパーが形成された. 第2群(2株)由来抗原の沈降線はいずれの基準抗原のそれとも融合しなかった. 第3群(G691株を含む11株)由来抗原の沈降線はF539基準抗原のそれと融合せず, スパーが形成された. 第1群のウイルスのみが鶏に対して高病原性であった.
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