Journal of Veterinary Medical Science
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犬ジステンパーウイルスと犬伝染性肝炎ウイルスに重感染した1仔犬の病理(短報)
古林 与志安落合 謙爾板倉 智敏
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1993 年 55 巻 4 号 p. 699-701

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抄録

72日齢の雌犬が、食欲不振, 発咳, 鼻汁排泄, 下痢便を主とした15日間の臨床経過で死亡した. 病理検索の結果, 本犬には全身性の犬ジステンパーウイルス感染, 並びに肝・胆管系と呼吸器系に限局した犬アデノウイルス(CAV)感染が認められた. とくに胆管壁の水腫性肥厚および肝実質の多発性巣状壊死が, CAV封入体と関連して発現していたことは, CAVが犬伝染性肝炎ウイルスであることを示唆している.

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© 社団法人 日本獣医学会
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