Journal of Veterinary Medical Science
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成牛における腸管接着性徴絨毛消滅性大腸菌(O15)の自然感染例(短報)
和田 好洋中澤 宗生久保 正法
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1994 年 56 巻 1 号 p. 151-152

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抄録

19ヵ月齢のホルスタイン雌牛が粘血便を呈し, 予後不良のため鑑定殺された. 剖検では, 結腸は血様の粘液を入れ, 粘膜に点状出血が認められた. 病理組織学的及び電顕的検査では, 結腸に腸管接着性微絨毛消滅性大腸菌(AEEC)感染の所見が認められ, この免疫組織化学的検査では, 大腸菌O群15血清に陽性を示す菌体が認められた. 今回の症例から, 成牛においてもAEECの感染による下痢が起こることが示唆された.

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