Journal of Veterinary Medical Science
Online ISSN : 1347-7439
Print ISSN : 0916-7250
ISSN-L : 0916-7250
前立腺肥大犬に対する短期間の酢酸クロルマジノン経口投与(短報)
織間 博光清水 幹子筒井 敏彦河上 栄一小笠 晃
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 57 巻 1 号 p. 139-141

詳細
抄録

前立腺肥大のビーグル10頭(4-8歳)に対し, 抗男性ホルモン剤の酢酸クロルマジノン(CMA)0.5または2.0mg/kg/dayの連日経口投与を1.2週間実施した. その結果, 1および2週間の2.0mg投与群では, 前立腺縮小効果は, 0.5mg投与群より強く現れ, 投与開始後56日および84日においても, 前立腺容積は, CMA投与前のそれぞれ63%, 79%であった. また, CMA投与後の血中LHおよびtestosterone値に, 著しい減少はみられなかった. 以上の成績から, 前立腺肥大症の犬にCMA2.0mg/kg/dayを1週間経口投与することにより, 副作用の発現なく約3ヵ月またはそれ以上にわたって治療効果が持続することが判明した.

著者関連情報
© 社団法人 日本獣医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top