Journal of Veterinary Medical Science
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マレック病ウイルス感染鶏における抗体産生能とT細胞の動態
山本 秀明服部 雅一大橋 和彦杉本 千尋小沼 操
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1995 年 57 巻 5 号 p. 945-946

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抄録
マレック病ウイルス(MDV)ワクチン接種鶏にMDVを実験感染させると, CD 4陽性T細胞が孵化後21日(MDV感染後16日)で一過性に増加した後著しく減少した. このようなCD4陽4生T細胞の減少が免疫反応に及ほす影響を検討するため, これらの感染鶏での羊赤血球(SRBC)に対する抗体産生能を調べた. ワクチン接種後MDVを感染させた鶏では, 対照鶏に比べて低力価の抗SRBC抗体を産生し, またワクチン接種鶏及びMDVJ感染鶏においても同様に抗体産生能は低かった.
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