Journal of Veterinary Medical Science
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十分な第一胃機能を有する子牛における食道溝反射のスルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤のバイオアベイラビリティにおよぼす影響
西田 由美高橋 雄二小田 憲司吐山 豊秋
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1996 年 58 巻 5 号 p. 397-400

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抄録

ほ乳用バケツにより代用乳を給与された子牛を用いて, この慣行のほ乳方法によって引き起こされた食道溝反射が, スルファメトキサゾール(SMX)・トリメトプリム(TMP)合剤の吸収におよぼす影響を試験した. SMX・TMP合剤をほ乳用バケツまたはカテーテルを用いて6週齢の子牛各5頭にそれぞれ経口投与し, 休薬後投与方法をクロスオーバーして再投与した. バケツ投与後のSMXのTmaxはカテーテル投与より40分短く, また, そのCmaxおよびAUCは, カテーテル投与のそれぞれ7.5および6.9倍であった. TMPはバケツ投与後のみ血漿中に検出された. すなわち, ほ乳用バケツで投与することにより食道溝反射が引き起こされ, 薬物の多くが直接第4胃に移送された結果, 高い利用率が得られたと考えられる.

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