Journal of Veterinary Medical Science
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通常電顕試料の厚切切片におけるブロモデオキシウリジン(BrdU)のトリプシン消化による証明
近藤 千雅牧田 登之
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1996 年 58 巻 6 号 p. 583-585

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抄録

部分肝切除後のラット再生肝を用いて, グルタールアルデヒドと四酸化オスミウムによる二重固定, エポン包埋した電顕試料の厚切り切片におけるブロモデオキシウリジンの簡素化した免疫染色方法を確立した. 二重固定の試料では, 10%Na-ethoxide溶液による切片の樹脂の除去に加え, トリプシンによる切片の消化によってブロモデオキシウリジンを証明できた. また従来用いられてきた塩酸処理は必要ではなかった.

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