可視化情報学会誌
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大規模数値計算における可視化技術の最先端
小野 謙二
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 32 巻 125 号 p. 2-7

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抄録

シミュレーションデータから科学的な発見や物事の本質を引き出し, 創造や改善に繋げ, 研究の成果を社会に還元することは非常に重要である. しかしながら, シミュレーションを実行するだけでは科学的な成果は得られない. 生成されたデータを可視化・分析し, そこから意味のある情報を抽出し, 人が理解できる形式に昇華させ, 利用可能な情報となって, 初めてシミュレーションの意義がある. この点で, 可視化とデータ分析は, シミュレーションを支える重要な基盤技術として位置づけられる. 最近では「京」が世界最速の計算機となり, サイエンスだけでなく工学分野においてもその活用が期待されている。このような大規模並列計算機が生成するデータは非常に大規模になるため,データ処理アルゴリズムに関しても並列性や高速性が要求されることになる. 本稿では, 今後重要になる大規模データのポスト処理技術についての動向をレビューする.

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© 2012 社団法人 可視化情報学会
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