2017 年 37 巻 147 号 p. 23-27
本稿では,蛍光および燐光の発光寿命を利用した感圧・感温塗料(PSP/TSP)計測法と分子タギング法に関して解説した.まずこれらの手法の原理を簡単に解説した.例えば,寿命法を用いたPSP・TSP計測では,発光寿命と圧力・温度間の関係が励起光強度に依存しないため,強度法に比べて励起光強度の変化がある模型の変形を伴う流れ場の計測などで優位であると期待される.また,分子タギング法では,発光寿命を利用することで,流れ中にシードした蛍光分子のタイムラインから流速の計測が実現できる.これらの実験装置に関して説明した後,実際の計測例を紹介した.