竹材の敷料としての利用性を高めるため,解砕繊維状竹粉をオガクズと混合して敷料特性を調査した.平均12.5ヵ月齢の黒毛和種去勢肥育牛12頭をオガクズ区(S 区),解砕竹粉区(B 区)およびそれらを混合した区(SB 区)に4 頭ずつ区分し,同様に管理しながら11 週間飼養した.
敷料厚には処理区および調査期間の効果が認められ,供試牛の踏圧により2 週目で有意に減少した(P < 0.05).敷料硬度では,調査期間のみで効果が認められ,2 週目で有意に数値が上昇した(P < 0.05).試験終了時,SB 区ではS 区とB 区の中間的な崩れ易さが観察された.各区の水分含量は経時的に増加し,6 週目以降で上下層とも概ねSB 区で有意に高い値を示したこと(P < 0.05)から,解砕竹粉をオガクズと混合することで高い吸水性を示すことが明らかとなった.揮散アンモニア濃度には調査期間の効果が認められた(P < 0.05)ものの,試験終了時の横臥率および増体に処理区間差はなく,SB 区の敷料が牛の居住性および生産性に悪影響を及ぼすことはなかった.
以上より,解砕竹粉はオガクズと混合することで,高い吸水性およびオガクズと遜色ない敷料特性を示すことが明らかとなった.
日本暖地畜産学会報67(2):83-87,2024