滋賀県立大学環境科学部
2006 年 48 巻 p. 29-37
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アオカモジグサの種子内エンドファイトの形態は多様であるが,密度が低いことに特徴がある。しかし,エンドファイトの密度が局部的に高いことがあり,これをかたまり菌糸と名づけた。かたまり菌糸はがまの穂病発病率の高い種子ロットで多くみられる。アオカモジグサはかたまり菌糸をを作ることで,エンドファイト密度の低さを補い,がまの穂病発病に結び付けているのではないかと考えた。かたまり菌糸の存在部位はハート型の糊粉層の外縁部に限られる。
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