肩関節
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治療法
鏡視下肩関節手術に使用する潅流液温度と中枢温に関する研究
藤井 幸治武田 芳嗣宮武 克年
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2015 年 39 巻 3 号 p. 814-816

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抄録
 全身麻酔中患者体温は低下し,低体温が心筋虚血,感染発生率などを増加させることが知られている.鏡視下肩関節手術における関節潅流液温度と中枢温に関する研究を行った.40℃加温潅流液を使用した33例(加温群)と室温潅流液を使用した34例(室温群)を対象とした.手術は全身麻酔,ポンプ・高周波蒸散装置(RF)を使用,患者は温風加温装置(Bair Hugger®)で保温した.室温は18~20℃に設定し,中枢温は膀胱温で測定した.手術開始時と最低温度の差は加温群0.20℃(0.4~0),室温群0.13℃(0.6~0)で有意差はなかった(p=0.063).術中低体温は両群とも6例,心イベント,感染,シバリングを生じた例はなかった.室温群と加温群間の体温下降の検定力は0.55と小さく,有意差はなかったが差なしとは断定できなかった.しかし,RF装置による関節内温度上昇や室温潅流液投与による低体温が報告されており,温風加温装置使用下の室温潅流腋使用を推奨する.
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© 2015 日本肩関節学会
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