肩関節
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骨折
鎖骨外側端骨折に対する鏡視下円錐靱帯再建術
高瀬 勝己山本 謙吾
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ジャーナル 認証あり

2016 年 40 巻 2 号 p. 560-564

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抄録
 円錐靱帯断裂を伴った鎖骨外側端骨折は,骨折部の転位が大きく不安定になりやすい.円錐靱帯断裂の関与が本骨折の予後に大きく関与すると考え,直接的な骨接合術ではなく鏡視下円錐靱帯再建術による間接的な骨折整復術を施行してきた.今回,手術治療成績と独自に開発したTarget deviceを紹介した.対象は術後1年以上経過した12例,男性11例・女性1例,手術時平均年齢は41.9歳,平均待機期間は3.5日,術後平均観察期間は18ヵ月であった.体位はBeach chair positionで行った.円錐靱帯再建用骨孔作成には初期7例は透視下,後期5例には独自に開発したTarget deviceを用いた.術中合併損傷はなく骨癒合は3ヵ月以内に獲得できた.鎖骨外側端骨折は,鏡視下円錐靱帯再建という間接的骨折整復術にて良好な結果が得られた.また,Target deviceを用いることで手術時間が短縮された.
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© 2016 日本肩関節学会
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