肩関節
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治療法
リバース型人工肩関節の本邦導入初期における合併症の調査
水野 直子菅谷 啓之落合 信靖森澤 豊畑 幸彦
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2016 年 40 巻 2 号 p. 711-715

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抄録
 リバース型人工肩関節(RSA)が2014年4月から本邦で使用可能となった.導入初期には,経験不足による合併症や,欧米人との体格の違いによる日本特有の合併症の発生が危惧された.本研究では,その術中・術後早期の合併症について調査した.対象は本研究の承諾の得られた14施設において,2014年4月から7月の間にRSAを施行された65肩である.平均年齢は76.2歳,平均経過観察期間は6か月であった.病態は腱板断裂性関節症28肩,腱板広範囲断裂16肩,骨折後後遺症7肩,変形性肩関節症が5肩,新鮮骨折が4肩,RAが3肩,人工骨頭置換術後の再置換術が2肩であった.術中合併症として,関節窩の骨折を1肩に認めた.術後早期合併症は,肩峰骨折,肩甲棘骨折,不安定症,感染をそれぞれ1肩に認め,発生率は6.2%であった.再手術は不安定症と感染の2例に行われた.本研究において,日本人特有の合併症や,経験不足が原因と考えられる重篤な合併症は認めなかった.
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© 2016 日本肩関節学会
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