肩関節
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筋腱疾患
鏡視下腱板修復術後における経口弱オピオイドの有用性
新谷 尚子吉村 英哉柳澤 克昭安 宰成望月 智之
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2017 年 41 巻 2 号 p. 497-499

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抄録
 本研究では,弱オピオイド服用が腱板修復術後経過に与える影響について前向き試験を行った.腱板一次修復を行った症例について,ランダムにトラマドール/アセトアミノフェン(TRAM/APAP)服用群(以下TRAM群),コントロール群に割り付け,TRAM群は術後6週間TRAM/APAPを内服した.TRAM群27例,コントロール群32例を対象に,VAS,疼痛閾値,可動域及びJOAスコアについて検討した.
 術後1ヶ月の安静時VASはTRAM群で有意に低く,疼痛閾値は術後1,3ヶ月においてTRAM群で有意に高値であった.可動域は術後6ヶ月までTRAM群で有意に改善していた.術後12ヶ月での可動域及びJOAスコアは両群間に有意差を認めなかった.弱オピオイドの服用により,術後早期から疼痛閾値が上昇し,疼痛の軽減及び良好な機能回復が得られることが示された.
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© 2017 日本肩関節学会
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