肩関節
Online ISSN : 1881-6363
Print ISSN : 0910-4461
ISSN-L : 0910-4461
脱臼
コリジョンスポーツ選手の反復性肩関節脱臼に対する鏡視下Bankart修復術に,Hill-Sachs Remplissageを追加した症例の検討
藤澤 基之原 正文
著者情報
ジャーナル 認証あり

2020 年 44 巻 2 号 p. 294-296

詳細
抄録
 当院では,コリジョンスポーツなど強い外力がかかるアスリートの反復性肩関節脱臼に対し,鏡視下Bankart修復術にHill-Sachs remplissage法を追加している.2015年以降,本術式を行った症例のうち術後1年以上経過した18例を対象とし,その術後成績などを調査した.種目は,ラグビー5例,柔道5例,その他8例.手術時年齢は,平均18.1歳.術後1年での可動域は,下垂位外旋が,手術側平均41.1° で,非手術側に比し約11° の制限が認められた.肩学会スポーツ能力評価法では,術後1年で平均93.5点に回復し,膝を治療中の1例以外の 17例(94%)が,スポーツ復帰を果たしていた.術後1年以上の経過観察で,再脱臼は認めなかった.Remplissage法を追加した鏡視下Bankart修復術は合併症が少なく,術後1年では軽度の外旋可動域の制限を伴うが,問題なくスポーツ活動に復帰していた.
著者関連情報
© 2020 日本肩関節学会
前の記事 次の記事
feedback
Top