抄録
今回我々はNCB ® Proximal Humerus Plating System(NCB ® -PH)とMODERProximal Humeral Plate(MODE)を用いて骨接合術を行った上腕骨近位端骨折の術後成績を評価した.1年以上の経過観察をしえた48例48肩(男16例,女32例,平均年齢64.7歳)を対象とし,NCB ® -PH(N)群21例とMODE(M)群27例の術後成績を比較検討した.挙上可動域(p=0.038),JOA score(p=0.01)はMODEが有意に高値で,頚体角の矯正損失(p=0.036)は有意に低値であった.内側支持を1本の多軸スクリューが担うNCB ® -PHに比べ最大で3本の単軸スクリューが挿入可能なMODEは矯正損失が少なく,臨床成績も優れていた.