肩関節
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治療法
リバース型人工肩関節全置換術の外方化・下方化と臨床成績の検討
神田 拓郎木田 圭重四本 忠彦大西 興洋祐成 毅森原 徹古川 龍平櫛田 里恵佐々木 健太朗高橋 謙治
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2025 年 49 巻 2 号 p. 486-488

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抄録

リバース型人工肩関節全置換術(RSA)の外方化と下方化の指標としてLateralization shoulder angle(LSA)とDistalization shoulder angle(DSA)があり,LSAが75-95°で外旋が,DSAが40-65°で屈曲,外転が大きいと報告されている.RSA後のLSA,DSAと臨床成績を比較した.対象は2014年8月から2023年4月までに手術を行い,1年以上経過観察可能であった52例59肩で,平均年齢は76.3歳,平均術後経過観察期間は36.0か月であった.LSAが75°-95°の症例(LP群)とそれ以外の症例(LN群),DSAが40°-65°の症例(DP群)とそれ以外の症例(DN群)の術前後の肩関節自動可動域,日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(JOA score)を比較した.LP群は術後の外転とJOA scoreが,DP群は術後の屈曲・外転・JOA scoreが有意に良好であった.LSAが75°-95°,DSAを40°-65°となるように術前計画を立てることで良好な臨床成績が得られる可能性がある.

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© 2025 日本肩関節学会
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