繰返變動應力に對する金屬材料の強さ
1948 年 14 巻 47-1 号 p. 5-18
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1948 年 14 巻 47-1 号 p. 5-18
小野式囘轉曲げ疲試驗機に繰返曲げ應力の振幅を時間と共に變動させる3種の荷重装置をそれぞれ取付けて,試驗片に生ずる繰返應力の變動状態,すなわち繰返應力の頻度曲線が正弦波の場合および航空機の頻度曲線に近以した場合の繰返變動應力疲試驗を,平滑試驗片および切缺試驗片に對して行つた.實驗に供した素材は軟鋼,硬鋼およびジュラルミンの3種である.この結果上述の金屬材料の繰返變動應力疲試驗においては,疲破壊に至る應力の總繰返數は實驗値と著者の理論式による計算式とが一致することを確かめた.
