2011 年 2011 巻 62 号 p. 100-105
リンゴとモモが隣接する園地において両樹種に共通して使用できる病害虫防除体系(以下,共通防除体系)の構築を目的として,リンゴとモモの両樹種を適用作物とする薬剤を組み合わせ,かつ15 日程度の残効性がある薬剤を用いることで散布薬剤および散布日の共通化を図った共通防除体系について,現地圃場において2 カ年試験を行った.その結果,リンゴ輪紋病やモモホモプシス腐敗病などの主要な病害に対して慣行防除体系と比較して同等の防除効果が得られ,両樹種で65%の殺菌剤を共通化し,かつ約90%の散布日の共通化が可能となった.