日本航空宇宙学会誌
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特集 機体騒音研究とFQUROHプロジェクト 第9回
音源計測
浦 弘樹高石 武久
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2021 年 69 巻 4 号 p. 133-139

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抄録

航空機周りの騒音源を把握するため,多数のマイクロホンを放射状に配置したマイクロホンアレイを構築し,位相差を考慮して波形を合成するビームフォーミング法を用いて,音圧レベル分布の算出を行った.音源とマイクロホンアレイの相対位置が固定され,その間の空気が移動する風洞試験においては,伝播過程での音波の移流や屈折,縮尺模型を用いることによる高い周波数での吸収減衰を考慮・補正する必要がある.音源とマイクロホンアレイの相対位置が時々刻々変わる飛行実証試験においては,航空機の位置を正確に把握するとともに,Doppler 効果の影響を補正する必要がある.いずれの場合にも,マイクロホンに直接風が当たることなどによって生じる自己雑音成分を除去することによって,信号雑音比を改善することが可能である.このようにして得られた高精度な音圧レベル分布は,FQUROHプロジェクトの中で設計・製作した低騒音化デバイスによる騒音低減効果を,定量的に示すことに貢献した.

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© 2021 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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