日本航空宇宙学会誌
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連載 宇宙とSDGs 第3回
暮らしを支える人工衛星を宇宙ゴミから守り持続可能な社会を実現する~軌道上でスペースデブリと衝突させなくするツールRABBIT~
植本 有海秋山 祐貴中村 信一
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キーワード: Space Debris, RABBIT, CSpOC, Mt. FUJI, SSA, SLR
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2024 年 72 巻 9 号 p. 330-335

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抄録

天気予報,カーナビ,災害把握,作物栽培状況監視,衛星放送,通信等,私たちの日常は人工衛星によって支えられ,宇宙開発・利用は生活に密接に結びついておりSDGsの目標達成に人工衛星の活躍は欠かせない.一方で,地上と同様に宇宙もゴミ問題に直面している.宇宙活動の拡大に伴い宇宙ゴミは増加の一途を辿り一刻の猶予もない状況にある.事実,人工衛星運用現場において宇宙ゴミ衝突回避は最優先業務である.人工衛星運用機関は,米国からの接近通知により宇宙ゴミとの衝突リスクを把握する.しかし,自力で宇宙ゴミとの衝突回避策を考える必要がある.ここが難しい.JAXAは宇宙ゴミ回避運用で得た技術と経験をツール化し世界に無償で提供した.それがRABBITである.RABBITにより,すべての衛星運用機関が宇宙ゴミとの衝突回避を適切に実施し,衛星を守りサービスを継続,宇宙ゴミの増加を防ぎ宇宙環境を保全できる.JAXAはRABBITを通して宇宙利用のSDGsに貢献したいと考えている.

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© 2024 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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