抄録
一直線上に並んだマグネトゾームの結晶方位分布を各粒子から得られた菊池パターンを解析することにより明らかにした。試料は培養された磁性細菌(Magnetospirillum magnetotacticum)で,20_から_30 nmの正八面体型の形態をもつ磁鉄鉱が形成されている。この小さな各磁鉄鉱上にビームを収束させ,観測された菊池パターンをイメージングプレート上に記録した。得られた菊池パターンは自作のプログラムにより解析し,その結晶方位を決定した。その方位分布はかなり大きな分散を持つことが明らかになった。