コンピュータ&エデュケーション
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事例研究
情報モラル教育の指導に活かすための診断システムの開発と活用
塩田 真吾 酒井 郷平小林 渓太籔内 祥司
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2017 年 42 巻 p. 43-48

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抄録

 情報モラルを指導する場合,はじめに子どもたちのSNSの使用状況や知識などの実態を把握する必要がある。こうした実態の把握については,例えば内閣府や警察庁などで調査が実施されているが,これらの調査は全国の学校を対象とした大規模調査であり,各学校の実態そのものを示しているわけではない。もし教員が自分の学校の実態を確認したい場合には,自分で調査を実施し,実態を把握する必要があり,その手間が多忙な教員にとっては負担となっているのが現状である。そこで本研究では,教員が自分の学校の子どもたちのSNSの使用状況や知識などの実態を簡単に把握し,指導に活用できるようにすることを目的として,診断システムを開発し,その活用と評価を行った。

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