関東東山病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-2879
Print ISSN : 1347-1899
ISSN-L : 1347-1899
病害の部
栃木県におけるQoI剤耐性遺伝子型G143Aを持つキュウリべと病菌およびブドウべと病菌の発生
中澤 佳子癸生川 真也
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 2017 巻 64 号 p. 30-32

詳細
抄録

栃木県内の施設キュウリほ場およびブドウ園地で発生したべと病菌について,チトクロームb遺伝子のPCR-RFLP解析を行った結果,キュウリでは31検体中29検体(93.5%),ブドウでは26検体すべて(100%)が QoI剤耐性を示す遺伝子型G143Aであった。また,該当菌株が認められたほ場の過去3年間の薬剤散布履歴を確認すると,キュウリでは,QoI剤は使用していないか,1作1,2回の使用で,ブドウでは1年に1,2回の使用であり,どちらも使用頻度は高くなかった。今回の調査から,栃木県の施設キュウリほ場およびブドウ園地の多くで,ベと病には QoI剤の防除効果が期待できないと考えられた。

著者関連情報
© 2017 関東東山病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top