摂南大学
2024 年 91 巻 4 号 p. 475-487
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2016年の教育機会確保法の成立前後より、公教育制度の変容が様々な角度から議論されている。本稿は、夜間中学の歴史上重要な転換期であり、また現代の公教育の変容を巡る起点ともなった1970年前後の学校論(脱学校論・学校変革論等)に注目する。そして、それらの影響下で展開した1970〜80年代の夜間中学の教師たちの実践が、学校外の居場所や識字学級とも接点を持ち、「学校」の枠組みを揺さぶる越境性を持っていたことを示す。
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