松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
7 年にわたる画像経過観察により確定した皮質基底核変性症の1 例
大立 博昭堀 郁子謝花 正信
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 18 巻 1 号 p. 63-68

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抄録
皮質基底核変性症(corticobasal degeneration:CBD)は,大脳皮質と基底核以下の神経核が傷害されて,緩徐進行性に様々な神経症状や精神症状をきたす稀な神経疾患である.症例は67 歳男性.頭部MRI および脳血流SPECT によって7 年間の長期に渡り経過観察を行い,CBD と確定した.後方視的には病初期からCBD の特徴である一側性の大脳皮質の萎縮を認め,MRI FLAIR 画像では皮質下白質の高信号を認めた.臨床症状と対比すると,各種症状の発現前に該当部位の萎縮が捉えられていた.大脳半球の萎縮の評価にはvoxel-based specific regional analysis for Alzheimer’s disease(VSRAD®advance)と脳血流SPECT が有用であった.
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© 2014 松江市立病院
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