抄録
従来のプラナー像にsingle photon emission computed tomography(SPECT)撮像を追加し,乳癌への67Ga集積について検討した.対象は,細胞診で悪性と診断され,1999年7月から12月の間,67Gaシンチグラフィを施行した10症例10病変(全例女性,35~74歳)である.腫瘍径は12mm~100mmであった.その結果,プラナー像では2例,SPECTでは6例で病巣への集積が評価可能であった.腫瘍径や組織型による集積差も考慮されるが,SPECT撮像併用により,生理的集積や多臓器との重複を除外し,病変検出能を向上することができた