松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
有鈎義歯誤嚥の1例
河野 菊弘王 文昌倉吉 和夫吉岡 宏金山 博友井上 淳
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2005 年 9 巻 1 号 p. 87-89

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抄録
62歳女.8日前に義歯を誤嚥し,自然排出を期待したが義歯の移動はみられず,当初は無症状であったが,左下腹部痛を訴えるようになった.大腸内視鏡検査でS状結腸粘膜に嵌入した義歯を認め,周囲粘膜に浮腫,潰瘍形成がみられた.開腹するとS状結腸SD部に浮腫を認め,触診で義歯を確認した.結腸を約10cm切除して閉腹した.腸管の穿孔は認めなかった.術後経過は良好で,義歯が腸管穿孔する前に腸切除できたことが良好な術後経過につながったものと考えられた.
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© 2005 松江市立病院
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