廃棄物資源循環学会誌
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特集:最終処分場技術の変遷と今後の展望
電気分解式脱窒法と接触酸化分解処理法の併用による浸出水の処理方法
桧垣 光次 中崎 徹
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2015 年 26 巻 1 号 p. 47-52

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抄録

管理型最終処分場の浸出水の処理方法は, 第 1 凝集沈殿処理 ―生物処理― 第 2 凝集沈殿処理 ―高度処理― が一般的である。しかし,近年埋立廃棄物の性状変化に伴い,BOD や COD 等の有機汚濁負荷が減少し,逆に塩類が高濃度になって,生物に対する影響が大きくなっている。また,埋立期間の経過とともに難分解性 COD 成分の濃度が上昇し,従来の処理方法では T-N や COD の適正な処理が困難な状況になっている。このような状況に対応するために,電気分解式脱窒処理と接触酸化分解処理の併用による処理方法を検討し,T-N や COD を安定的にローコストで処理できる可能性を確認した。

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© 2015 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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