Medical Imaging Technology
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特集/多元計算解剖学の診断・治療・医工学への展開
標準脳機能アトラスの投影による未来予測手術の具現化
田村 学佐藤 生馬Jean-Francois MANGIN藤野 雄一正宗 賢川俣 貴一村垣 善浩
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2020 年 38 巻 5 号 p. 222-227

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抄録

東京女子医科大学脳神経外科では,2000年以降導入された術中MRIと連動し,ナビゲーションシステムを2000例以上に活用した.2004年以降,覚醒下脳機能マッピング中のナビゲーション画像や電気刺激および患者反応の情報を術中脳機能検査(IEMAS)を500症例超に活用した.脳表面や白質をプローブで術中電気刺激マッピングしたアナログ位置情報をログ情報として記録し,患者の脳機能情報を術中MRIに付加し,デジタル化した.得られた術中MRI上の反応点を術前MRI および標準脳上に変換し,画像変換に伴う精度を算出した.刺激によるログ情報の得られた20例で解析を行い,言語停止(22),言語遅延(10),運動(12)および感覚(7)反応点(合計51)が得られた.反応点の画像変換精度は,術前MRIへは2.6±1.5mm,さらに標準脳へは1.7±0.8mm であり,標準脳を術前・術中の患者MRIに逆変換投影することも可能であった.

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© 2020 日本医用画像工学会
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