Medical Imaging Technology
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研究論文
C型コンプトンPETのシミュレーション ―検出器欠損影響の低減効果の検証―
仁科 匠田島 英朗田久 創大錦戸 文彦菅 幹生山谷 泰賀
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2021 年 39 巻 4 号 p. 176-182

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抄録

例えばMRIに後付けできるアドオンPETなど,リングの一部を開放化したC型PETによりPETの応用が広がる可能性がある.その一方で,測定データの欠損に起因した強いアーチファクトが再構成画像に発生してしまう.そこでわれわれは,開放部と対向する位置に散乱検出器を追加して,欠損情報をコンプトンカメラの原理により補うC型コンプトンPETを提案し,開発を進めている.本研究では,C型コンプトンPETのアーチファクト低減効果をモンテカルロシミュレーションによって検討した.具体的には,半径20 cm,開放部の角度が115度のC型PETの内側に,散乱検出器を半径15 cmで円弧状に配置したジオメトリーを模擬した.視野中心に配置した円柱ファントムを再構成し,定量的に評価した結果,視野領域全体における円柱内部の画素値の割合が89%から95%に増加したことから,アーチファクト低減に有効であることが示された.

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© 2021 日本医用画像工学会
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