Medical Imaging Technology
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特集/放射光イメージングの概要とライフサイエンスへの展開(2)
放射光を用いたアンジオグラフィー
松下 昌之助塚田 亨坂本 裕昭平松 祐司徳永 千穂亀沢 知夏兵藤 一行
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キーワード: 放射光, 血管造影, 細動脈
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2026 年 44 巻 2 号 p. 69-73

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抄録

放射光は,高エネルギーで加速器内を旋回する電子が,電磁石で曲げられたときに発生する高輝度,かつ指向性の高い電磁波である.この放射光からヨードのK吸収端直上の光子エネルギーの単色X線を用いる放射光血管造影システムを確立した.最近,視野の拡大とX線強度を増加させる改良も行われた.これを用いると従来撮像できなかった細動脈(20~170 μm)を可視化することができる.ラットを用いた実験では,心臓では微小血栓,微小冠攣縮など微小冠循環障害,肺では肺細動脈や肺の腫瘍内血管の評価,腎臓では輸入細動脈や糸球体の評価が可能になる.これら細動脈レベルの可視化から得られる知見は各臓器の微小循環にかかわる病態の理解と治療法確立への新たな手段になることが期待される.

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© 日本医用画像工学会
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