ハタケシメジの菌糸蔓延での栄養要求性について,炭素源,窒素源および農産,畜産廃棄物について種々の培地形態で検討した.最適温度は25℃でpHは7.0であった.炭素源としてグルコース,窒素源としてポリペプトンが通しており,C/N比は50が最適であった.畜産堆肥は1年間の堆積処理物が4ヶ月や5週間のものに比べて優れていた.5種類の基材についてオガ粉やコーンコブを混合して,菌床で菌糸生育について検討した. 1年間堆積した堆肥とオガ粉の混合物が-タケシメジ菌床として最も適していた.また,大麦粕を添加すると,菌糸蔓延促進効果があることが明らかになった.