日本きのこ学会誌
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白色腐朽性きのこ菌株(担子菌タマチョレイタケ目)の 木材分解力とリグニン分解酵素活性の調査
早乙女 梢 上林 萌恵
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2025 年 33 巻 01 号 p. 35-43

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抄録
担子菌門タマチョレイタケ目に属する白色腐朽性きのこ株5属10種18菌株を供試し,木材腐朽試験,木材組織の観察,およびリグニン分解酵素活性を調査した.60日の培養期間における木材腐朽試験の結果,ブナ試験片に対する質量減少率は0.3%~41.7%で,スダジイ試験片では1.4%~15.4%であった. 120日の培養期間になるとブナ試験片に対する質量減少率は2.5%から94.0%,スダジイ試験片では2.1%~34.3%となった.本試験の結果,白色腐朽性きのこ類は,自然環境下で嗜好性を示す樹種の材に対して,より高い腐朽力があるわけではなく,さらに,同一菌種や同属であっても,木材腐朽力や腐朽速度は菌株により異なることが示された. リグニン分解酵素活性測定の結果,LacおよびMnPともに,酵素活性値や酵素活性の推移は菌株によって様々であった.一方で,経時的に計測したリグニン分解酵素活性の累積値に着目すると,シロアミタケ属種の菌株のLac活性累積値は,他属の菌株に比べて高い傾向があることが示された.
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2025 日本きのこ学会
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