アンサンブル
Online ISSN : 1884-5088
Print ISSN : 1884-6750
ISSN-L : 1884-6750
最近の研究から
蛋白質の回転拡散およびNMRスペクトル密度の再現に与える水モデルの影響
竹村 和浩
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 15 巻 3 号 p. 197-201

詳細
抄録
蛋白質の回転拡散およびNMRスペクトル密度の再現を目的として水モデルの最適化を行った.水モデルは既存のSPC/E モデルを基に,結合長を1%長くすることにより,他の熱力学物性を大きく変更することなく並進拡散係数を再現した.最適化した水モデル(SPC/Eb)を用いることにより,蛋白質の回転緩和時間の再現およびNMR緩和より得られるスペクトル密度再現に成功した.
著者関連情報
© 2013 分子シミュレーション研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top