アンサンブル
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最近の研究から
熱力学積分法に基づく高分子修飾表面-液体間の接着仕事評価手法の開発
浦長瀬 正幸尾形 修司
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2021 年 23 巻 1 号 p. 25-30

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抄録

概要 接着は容易かつ軽量に異種材料を接合できる技術として産業界を含めて大きな注目を集めており,その技術の更なる進展のために計算機シミュレーションの活用が期待されている.接着力の精密な評価は分子シミュレーションに期待される役割の一つであり,特に高分子が修飾された表面のように複雑な形状を有する固体表面が関与する接着への適用は実用面でも大きな意味を有する.本解説では熱力学積分法に基づいて高分子修飾表面-液体間の接着力を評価するために新たに開発した手法について紹介する.

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© 2021 分子シミュレーション学会
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