マイコトキシン
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テクニカルノート
食用油からのフザリウム毒素・ゼアラレノンの抽出
鄭 雅志中川 博之佐合 由紀長嶋 等岡留 博司久城 真代
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2014 年 64 巻 1 号 p. 23-27

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抄録
  油からのアフラトキシン分析法の適用により簡便,迅速かつ正確な「油からのゼアラレノン分析法」を開発した.油試料はアセトニトリル- 水の混液(90+10)による抽出の後,多機能カラムにより精製した.ゼアラレノン量は,蛍光検出器付き高速液体クロマトグラフィー(HPLC-FLD)により定量した.本方法は,2種類の油試料を用いて単一試験室内妥当性確認を行った.回収率は100.4%-105.2%の間であり,相対標準偏差(RSD)は0.9%-2.3%の間であった.
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© 2014 日本マイコトキシン学会
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