マイコトキシン
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東北地域における子実トウモロコシの生産状況と研究・支援について
篠遠 善哉
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2024 年 74 巻 2 号 p. 51-57

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抄録

 水田の高度利用と国産濃厚飼料の増産という背景から東北地域で子実トウモロコシの取り組みが広がりつつある.子実トウモロコシの取り組みは,耕種経営および畜産経営の両者にメリットがあり,堆肥を利用した耕畜連携が成功の鍵といえる.東北地域では,2022年以降に子実トウモロコシの作付面積が急増した.東北地域での子実トウモロコシに関する研究は,栽培から調製,貯蔵,かび毒対策,品質評価,給与技術まで一貫して行われてきた.また,農研機構は,子実トウモロコシに関して関係機関と連携し生産現場への技術支援と普及拡大を図ってきた.そこで,本稿では東北地域における子実トウモロコシの生産状況と研究・支援についてご紹介する.

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© 2024 日本マイコトキシン学会
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