マイコトキシン
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立枯症状を伴うクリーピングベントグラスからのFusarium asiaticumの分離とトリコテセンの生産型について
前田 一行山下 将大里 修一
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論文ID: 72-1-2

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抄録

 温室内で発生した芝草ベントグラスの立枯病について、原因菌の分離を試みた。分離株 #B-s1はベントグラス上に再現病徴を示し、罹病植物から再分離された。本菌は培養形態の観察と分子系統解析によりFusarium asiaticumと同定され、米粒培地中でニバレノールを生産することがHPLC解析により明らかとなった。さらにPCR診断を実施した結果、すべての分離株はF. asiaticumのニバレノール生産型であった。

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