日本内科学会雑誌
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II.病態と治療
6.膜性増殖性糸球体腎炎
後藤 眞成田 一衛
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2013 年 102 巻 5 号 p. 1145-1151

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抄録
近年,膜性増殖性糸球体腎炎(membranoproliferative glomerulonephritis:MPGN)に補体第二経路の制御異常によるC3腎炎が含まれることが明らかとなった.MPGNII型(Dense deposit病)と共にC3腎症と提唱されている.C3腎症は補体第二経路の制御因子の遺伝子変異や自己抗体の検索が必要である.免疫複合体が関与するMPGNは基礎疾患に対する治療が重要である.
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© 2013 一般社団法人 日本内科学会
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