国立病院機構大阪医療センター循環器内科
2017 年 106 巻 4 号 p. 828-835
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62歳,男性.短腸症候群の既往があり,慢性腎不全に対し人工透析が導入された.しかし,急性心不全を発症し,透析導入前と比較し左室機能低下を認めた.血液検査の結果,血中のセレンとアミノ酸の一種であるアルギニンの低下を認めたが,補充療法にて左室機能改善を認めた.人工透析患者で左室機能障害を認めたときは,微量元素およびアミノ酸の欠乏を鑑別におくことが重要である.
日本内科学会会誌
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