2024 年 113 巻 2 号 p. 190-197
急性冠症候群(acute coronary syndrome:ACS)は冠動脈の高度狭窄や突然の閉塞により心筋が虚血,壊死に陥る疾患である.この疾患は初期対応が遅れると致命的となる可能性があるため,日常臨床においても常に念頭に置いておくべきである.急性冠症候群に対する急性期治療において冠動脈インターベンションを適切に行うことは非常に重要である.そのためには急性期の診断および治療方法,血行動態を安定化させるための機械的補助循環についての知識が不可欠である.