日本内科学会雑誌
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I.疫学と病態
5.非遺伝性大腸癌の遺伝子異常:遺伝子変異と遺伝子メチル化
豊田 実鈴木 拓山本 英一郎今井 浩三篠村 恭久
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2007 年 96 巻 2 号 p. 226-230

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抄録

 多くの癌の中で大腸癌は発癌過程における遺伝子異常の解析が,最もよく進んでいる腫瘍の一つである.大腸癌の発生と進展には,癌遺伝子の活性化と癌抑制遺伝子の不活化が蓄積することが必要と考えられる.また最近,遺伝子のDNAメチル化が遺伝子変異,欠失とならび,癌抑制遺伝子不活化の機構として重要と考えられるようになってきた.異常メチル化により,細胞周期調節遺伝子やアポトーシス関連遺伝子,DNA修復酵素など様々な遺伝子が不活化を受ける.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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