抄録
エポキシ樹脂とポリエチレングリコールジアクリレート (PEGDA) とのIPNの作製を検討した。エポキシ樹脂の硬化剤には酸無水物を, PEGDAのラジカル重合開始剤はAIBN, BPO, DTBPOをそれぞれ用いた。硬化物の物性は動的粘弾性測定により評価し, また微細構造をAFMにより観察した。硬化物は, ラジカル重合開始剤にAIBN, BPOを用いた場合は, PEGDA含有量にかかわらず相分離型のIPNであった。DTBPOの場合では, 硬化物はPEGDA含有量が40重量%までは各成分が相溶したIPNであり, 50重量%を超えると相分離型IPNであった。また, 硬化物の微細構造はタッピングモードAFMにより得られる位相像から, 各成分の構造が詳細に観察された。