抄録
2025年に開催される大阪・関西万博を控え、大阪府内では、官民連携で≪食≫のブラッシュアップが進められている。そこで本研究では、①既存の大阪産(おおさかもん)を活用する(大阪調理製菓専門学校の「泉州美食EXPO」プロジェクト)、②新たに大阪産を作り出す(株式会社陸水の陸上養殖[サーモンやクエなど]、有限会社ロハスラボ大阪の泉州きくらげ、NPO法人街かど福祉のよろしい茸)という観点から、大阪産フードツーリズムの造成についての研究を深めた。また、なにわの伝統野菜のひとつである「泉州黄玉葱」をとりあげ、泉州地域における大阪産フードツーリズムの可能性について検討した。