Neurologia medico-chirurgica
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Hypothalamic Hamartoma Associated with Dural Arteriovenous Fistula of the Transverse-Sigmoid Sinus —Case Report—
松山 武Hiroshi NOGUCHIToshio KAKIZAKIToshisuke SAKAKI
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1997 年 37 巻 6 号 p. 468-471

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抄録
視床下部過誤腫は、神経放射線診断の発達により報告が増えてきている。しかし、硬膜動静脈瘻との合併例の報告例は見られない。今回我々は、左横—S字静脈洞硬膜動静脈瘻に合併した32歳女性の症例を報告する。患者は、6年前より、不妊症としてホルモン剤の投与を受けており、1996年より耳鳴を訴えるようになり、CTにて視床下部に異常を指摘され入院となり、脳血管造影に上り硬膜動静脈瘻が見つけられた。手術にて視床下部過誤腫と診断され、血管内閉塞術にて硬膜動静脈瘻の治療を行った。硬膜動静脈瘻は、静脈洞血栓症に伴う後天的疾患であると言われている。また静脈洞血栓症の原因としては、外傷、手術、経口避妊薬、血液凝固異常、脱水等がある、我々の症例では、視床下部過誤腫に伴う不妊に対しての長年のホルモン剤投与により静脈洞血栓症が引き起こされ、硬膜動静脈瘻形成に関与したと考えられ興味深いと思われる。
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© The Japan Neurosurgical Society
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