Neurologia medico-chirurgica
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Acute Cauda Equina Syndrome Secondary to Lumbar Disc Herniation Mimicking Pure Conus Medullaris Syndrome —Case Report—
藤沢 弘範Seishi IGARASHITsunemaro KOYAMA
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1998 年 38 巻 7 号 p. 429-431

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抄録
脊髄円錐部症候群(純粋型)に酷似した,まれな急性馬尾症候群の1例を報告する.患者は49歳の男性で,会陰部騎袴状の感覚脱失と完全尿閉を主訴に,大津市民病院救急外来を受診した.便秘とインポテンスも訴えたが,深部腱反射異常,坐骨神経痛,下肢筋力低下はなかった.緊急に施行した脊髄撮影およびCTで,遊離髄核片が坐骨管内に嵌頓し,下部馬尾神経を圧迫していた.発症60時間後,緊急に神経除圧術を施行した.手術3ヵ月後,括約筋障害,インポテンス,騎袴状感覚脱失はほとんど回復した.円錐部圧迫症状が疑われる場合,下部馬尾神経障害も念頭におき,原因を検索すべきである.そのような症例は迅速な診断と治療が要求される.
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© The Japan Neurosurgical Society
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