大分県理学療法学
Online ISSN : 2434-5431
Print ISSN : 1349-4783
非外傷性小切断患者の術前後における歩行特性の変化
手老 泰介皆田 渉平工藤 元輝柳原 滉太今岡 信介
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2022 年 15 巻 p. 8-12

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抄録
【目的】非外傷性小切断患者の足趾切断前後での歩行状態の変化を明らかにすること. 【対象】2018 年 10 月~ 2021 年 4 月までに形成外科病棟に入院した非外傷性小切断患者のうち,術前と術後にシート式足圧接地測定装置を用いて歩行評価が可能であった 7 例とした. 【結果】術前の歩行速度は,0.4 ± 0.3m/sec,歩幅は,33.6±16.2%,歩行率は 80.1±27.5steps/min であった.術後の歩行速度は,0.3 ± 0.1m/sec,歩幅は 26.6±7.2%,歩行率は,75.2± 24.7steps/min であった. 【結論】非外傷性小切断患者は,小切断後は,歩行速度,歩幅,歩行率の低下を認めた.
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2022 公益社団法人 大分県理学療法士協会
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